今日は今学期、そして私自身11年間勤めてきた西日本工業大学での最後の授業となりました。
今日は韓国の学生が見学に来るということで、小倉キャンパスでの授業となりました。
来年からは、今まで受け持っていた講義も小倉キャンパスで行うことになっていたので、奇しくも体験できないと思っていた新校舎で最後の授業です。
学生のプレゼンテーションは、ほとんどの学生がきちんと作品を仕上げましたが、パンチがある作品は残念ながらありません。
少子高齢化が進む日本では、今後、定員割れを起こす大学が増えてくるでしょう。願書を出せば入学できる「全入の時代」に突入するとも言われています。
西日本工業大学も数年前から、そのような状況に近づき、学生のモチベーションも低下の一途を辿っています。
自分自身、その状況を何とか打破したいと、今まで以上に気持ちを込めて授業を行ってきたつもりですが、11年という時間は非常勤講師としては長く、少し時間をおいた方が学生にも良いのではないかと判断し、来年のオファーは見送らせて頂きました。
その代わり北九州をベースに活動している元気な若手建築家・古森弘一氏を推薦させて頂きました。若いパワーで学生を盛り上げてくれる
ことを期待します。