今年の講師は石黒由紀さんです。
毎年JIA新人賞を受賞した方に、講演、ワークショップ課題提出、講評をお願いしています。地方都市で手探りではじめましたが、早8年。すっかり定着し、講師の方も快く来てくれるようになりました。
参加学生も増え続け、韓国からも参加されるようになりました。
今年も新たに2校加わり、福岡から6校、大分から1校、韓国から2校4チーム、合計11チームというとても大きなワークショップとなりました。
講評者も石黒さんをはじめ、大学の先生方、地元の建築家、そして私で務めましたが、とても全員が発言している時間がありません。参加人数もそろそろ制限を設けないといけない時期にきています。
石黒さんには、本当に丁寧な講評を頂きました。決して流暢にお話しされる方ではありませんが、ひとつひとつの言葉をしっかりと選んで的確に表現されます。
石黒賞は、今年から非常勤講師を務めることとなった北九州市立大学チームでした。
「海から見る建築」という課題に対し、トラム(路面電車)の駅というプログラムを選択し、海からの平面的な視線に、人や車、そして電車の動きを巻き込みながら、三次元的な奥行きを表現しました。
海から見ると、一本のグレーの帯に見えますが、その間を様々なものが通過します。
このチームには、当事務所にオープンデスクで来ていた松田君も参加していました。
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