私、めでたく?39才となりました。
30才になってすぐにアメリカから日本に帰国し、北九州に事務所を設立しました。事務所を設立した当時は仕事も少なく、語学学校で英語を教えながら生活をつないでいました。しかし悲壮感はなく、むしろ明るい将来を疑うことなく、貧乏ですが楽しい毎日を送っていました。
親の援助などのない無一文からスタートした身分では、出来ることをこつこつ精一杯続けることにしか成功の道を見いだせなかったので、最初の頃は1件の住宅設計に「どれだけ時間を掛けるんだ!」とよく叱咤を受けておりました。しかし、最初の1件が完成するとそれを見てもらいもう1件、そしてまた1件と、徐々にですが仕事の数は増えて行きました。自分の飯もようやく食えている状態であったのに、3年目にはアメリカの大学の後輩から一緒に働きたいと連絡があり、無謀にも所員として雇うことになりました。しかし、それが呼び水となり仕事はまた増えて行きました。現在は本当に素晴らしいスタッフに囲まれ、沢山の素敵なお客さんにご依頼を頂き、感謝の気持ちで一杯です。
30代ラストの1年、初心を忘れることなく、40代への新しい道を模索して行きたいと思います。
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