最近、スタッフや学生の挨拶の声が小さい事と元気のなさが気になります。
建築の設計はとても根気がいる仕事です。
一見派手に見えるかも知れませんが、長い年月を掛けてひとつの建築をつくりあげます。
また、建築の勉強もとても根気が必要です。
仕事の場合、楽しいデザインの時間より、見積や施工のための図面作成(実施設計)、見積調整、現場管理、施工図チェック、報告書づくりなど、地道な作業時間の方が圧倒的に長いです。
学生の場合、良いアイディアが思い浮かんでも、それを建築化したり、表現したりすることに多大な労力と時間が必要です。
元気で入って来た新人スタッフも次第に挨拶の声が小さくなったり、どこか元気がなくなったりしてきます。また、学生も締め切り間際になると元気がなくなります。
ベテランスタッフにもなると、こちらが大きな声で挨拶をしても、聞こえないくらい小さな声でしか返ってこないこともあります。
しかし、挨拶の声が大きいと、実は会話がはじまる前に相手のテンションが一段上がって、コミュニケーションが上手くスタートしたりします。
また、元気を表に出すと周りの人も元気になって、本当に自分に元気がなくなった時に、そのエネルギーが自分に返ってきます。
ずっと野球をやってきたので、そのことはヒシヒシと感じています。
スタッフや大学生は幼稚園や小学校の子供ではないので、「挨拶しろ」、「元気を出せ」とは言いませんが、みんないつ気づくのでしょうか。
それは自分のためにもとても大切なことなのですが。