昨年、岩手県陸前高田市に東日本大震災の復興プロジェクトとして、
小さな積み木の家<集会所>をつくりましたが、その時の教訓を生かして、次のアクションを起こしています。
「小さな積み木の家」は、間伐材を積み木状にして、素人でも建築できる工法ですが、もともとは仮設住宅として提案しました。
専門技術や重機を必要としないこと、木材の固まりなので、断熱性、調湿性が高いこと。積み木のブロックなので、撤去や移設、増築、減築が用意なこと、間伐材を利用するので、地球環境の向上に寄与できること、地場の木材を使えば地元に雇用を創出できること、様々な点で応急仮設住宅に適していると思っていましたが、既存の供給制度、短期間で大量生産しなければいけないスケジュール、性能評価の数値化などの問題で実現できませんでした。
しかしながら、日本は地震国家。
今後に備えて、積み木工法による応急仮設住宅の課題を今のうちに克服しておこうと思ってます。
前回同様、九州工業大学徳田研究室に加え、温熱環境の評価としては九州大学に参加してもらい、ある助成金に応募して、今週の月曜日に面談がありました。
二次審査に進めるか、近々結果が出ます。
もし助成金をもらえれば、九州工業大学の敷地内にモックアップを建築し、様々な実験や調査をします。
もらえなくても、このプロジェクトは何とか進めて行くつもりですが、やはり先立つものが、、、。
集会所でも、僕も徳田さんもかなりの個人負担をしているので、何とか取れるとことを願っています。