常々、毒のないものには魅力がないと思ってました。
毒というと強く取られがちですが、僕のイメージの中ではまさに「毒」でした。
俳優さんは、端正で綺麗なだけでは魅力に欠けますが、そこに個性があると長きに渡り様々な魅力を発信できます。歌手でも、綺麗な声で正確に歌うより、しゃがれた声で時々音を外すような歌い方が魅力になったりします。料理でいうとニンニクや辛子のように、それだけは食べなくても、魅力的な味を引き出します。
毒だけでは個性が強すぎますが、少し入ると全体を引き締めたり魅力的にするようなもの。
デザインをするときに、この少しの毒のようなものを常に意識していました。
そんな折、昨日、森アーツセンターギャラリーのショップで岡本太郎の「自分の中に毒を持て」という本を見つけました。
ぱらっとめくると、
第1章 意外な発想を持たないとあなたの価値はない
1,自分の大間違い
2,モノマネ人間には何も見えない
3,一度死んだ人間になれ
4,直線と曲線の違い
5,「捨てる主義」のすすめ
6,らくに生きる人間は何を考えているのか
7,エゴ人間のしあわせ感覚
8,好かれるヤツほどダメになる
とありました。
これだけでも、共感できるイーワードがいくつかあったので思わず衝動買い。
移動時間の楽しみがひとつ増えました。
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