建て主さんに事務所にお越し頂きました。
変更案の検討を行い、今日は原案に加え3パターンのプランを用意しました。
建築はいろいろなバランスで成立しているので、百点満点というのはほとんどありません。その為、減点法で評価されるものではなく、その家族にとって大切なところを最大限良くした案をつくるように心がけています。
しかし、そのような案をつくっても、至らない部分が必ずあるので、そこを改善しようとすると大切なところが壊れてしまいジレンマに陥ることがあります。
そのような思考の過程やここを変更すると良くなることと同時に、悪くなってしまうことなどをじっくりお話ししました。
その結果、ほぼ原案が良いと言うことに。一見、回り道のようですが、建て主さんにとっては一生に一度のこと。必要不可欠であった道のりのように思います。
「説得」する案ではなく、「納得」してもらえる案をつくり続けたいといつも思っています。
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