今日は夕方から報告に伺いました。
厳しいコストのため、ほぼ間違いなく見積がオーバーするであろうとお伝えしました。よく勘違いされますが、建築家が建築費を決めるのではありません。我々は建て主さんの要望に基づき設計をします。当然、安くて良いものを目指して設計しますが、そうすると必ずと言って良いほどオーバースペックになります。また請け負う工務店は企業として少しでも利益を上げる必要があります。つまり施主と工務店はまったく違う指向を、仕組み上持っているわけです。そこで建築家は、デザイン、設計で工夫し、オーバーした見積を様々な努力により、予算に近づけていくのです。予算オーバーにより、建築家を非難する建て主さんを時々ブログなので拝見しますが、これは間違いです(度合いに寄りますが)。限られた予算の中で建築家も一緒にチャレンジしてくれたと喜ぶべきです。そこから行う多大な減額作業は、建築家が追加料なしで頑張ってくれるわけですから。今回もかなりのオーバーが予想されるので、一緒に頑張ります。
三姉妹と仲の良いご夫婦の建て主さんとは、いつも話が尽きません。午後6時からはじまった打ち合わせは、気がつくと午前1時を廻っていました。鳥栖から事務所に帰ると午前三時、明日は朝から大川に向かいます。
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