今日は九州大学箱崎キャンパスに、レクチャーとクリティークに行きました。
ヨーロッパやポルトガルから来ている留学生と九州大学の学生の混成チーム4組で協同する課題でした。敷地設定は博多駅の近くの御供所地区、昔、寺町として栄えた地域で、現在も多くのお寺が散在しています。山笠などで盛り上がることはありますが、寺町としての性格上、外に対して閉じたお寺の塀、大通りに面した利便性のよいところだけに立ち並ぶワンルームマンション、古い民家は住人の高齢化が進み、コインパーキングの空地で形成された歯抜け状態、バランスの崩れた街並みは昔の凛とした顔を失っています。
テーマは建築提案で、現代に「御供所の顔」を再生することです。
学生は昨日、地域住人に講演をしてもらって、現況のリサーチをしました。
九州大学助教授でNKSアーキテクトの末廣香織さん、スピングラス・アーキテクトの松岡恭子さん、そして私で初日のクリティークを行い、その後、英語でレクチャーをさせて頂きました。作業で疲れたいた学生から思いの外、多くの質問がありました。
design&art系ブログランキングへ投票