今日は年内最後の授業でした。
ほとんどの学生は、今まで高いモチベーションを持ってプロジェクトを進めてきました。しかし、課題の内容が難しいせいか、かなり息詰まっている様子。そこで、全員にプロセスを発表してもらった後に、建築の楽しさについてお話ししました。オランダの建築家ハンス・ホラインは「全ては建築だ」と言いました。まさにその通りだと思います。建築家にとっては、素敵なレストランで食事をしているときも、その空間がどうなっているのか、どんな料理がどんな順番で出てくるのか、どんな音楽が流れているのか、全ては空間と体験、それをデザインする建築家にとっては、何をしていても、どこにいても「建築をしていること」になるわけです。だから建築は楽しいし、建築を楽しめることができれば、いつ、どこで、何をしていても楽しいわけです。今日は大サービス、私のネタ帳も公開しました。少しはリフレッシュしてくれたと思います。
その後、一度事務所に立ち寄り北九州空港へ。名古屋辺りで片方のエンジンが壊れ、もう片方のエンジンだけで低空低速飛行しているとアナウンスが流れました。一時は振動もひどく、私の建築人生もこれまでかと一瞬脳裏をよぎりましたが、その後は意外とスムーズに到着。機長の恐怖をあおるような放送内容、またコックピットで話しているせいか、整理のできてない話し方には、専門家にありがちな専門外バカさを感じました。自分もそうならないように、いつも一般の方の目線で考えたり、お話しができるように心がけようと思いました。
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