午後遅めの時間から、じっくり現場をチェックして来ました。
横浜はもともと崖地が多い地域ですが、この敷地はかなり難易度が高かったです。
下の写真は初めて土地を見たときに撮影したもの。どこが敷地かわかりにくいですが、雑草がぼうぼうと生えているところです。
丁度真ん中辺りに幅2mくらいの平地があるだけで、他はかなりの角度がある傾斜地。地鎮祭の時、その平地に神主さん、お施主さん、工務店、我々で雨の中、テントの下ギュウギュウでした。
建て主さんには土地探しからご相談頂き、「大丈夫です!」と言ったものの、その後3年半に渡る苦労を共にすることになりました。今だから笑って言える感じですが。
正直、途中は大変な場面もありましたが、建て主さんご家族は何があっても常に信じ続けてくれました。苦楽を共にし、設計中にご家族も一人増え、ようやくゴールが見えてきました。
今日は、そのような思いが走馬灯のように脳裏に浮かんできたと同時に、やはり最後は飛び切りの笑顔が見たいので、厳しい目で隅々までチェックしてきました。
気になる点もいくつかあり、その点は事務所に戻って担当者に指示。
崖地で変形狭小地と一見取り柄がなさそうな土地ですが、そのような条件を糧に、伸びやかで変化に飛んだ空間が生まれようとしています。
完成までもう一息頑張ります。
今月末頃にオープンハウスを行う予定ですので、興味がある方はHPやBLOGをチェックしておいてください。