昼すぎに建築九州賞のプレゼンテーションを終え、北九州にトンボ帰り。
本当は他の方のプレゼンテーションを見たかったのですが、施主プレゼンが最優先です。
このプロジェクトは土地探しから関わりました。
お施主さんを紹介してくれた人は、あるホテルのオーナーさんで、今まで沢山の建築家に依頼して建築を建て、アートにも精通した方です。
その人や僕が惚れ込んで進めた土地は、一般の人が見たら驚くような崖地。半信半疑ながら我々を信じて、この土地を購入されました。
購入した後、お施主さんは友人から、あんなところに本当に家が建てれるの?とよく聞かれたそうです。
そのような状況だったので、沢山のヒアリングをして、じっくり案を練るのではなく、まず2回のヒアリングで大体のご要望をお聞きして、十分に快適な住宅、いやむしろ、ここでしか味わえない空間を提案しました。
お施主さんには大変気に入って頂き、「このままでも良いのでは。」とご主人に言ってもらいました。
それでもいくつか小さなご要望があったので、それを反映した修正案をつくります。
今日の収穫は、今まで崖地に対して不安そうな顔をしていたご家族が、楽しそうな顔に変化していたことです。
これからまだまだブラッシュアップした案にして行きます。