当初は仮設住宅という形で進めてきましたが、プロジェクト名は「小さな積み木の家」としました。
東日本大震災の被災状況を考えると、多くの方々が自力で家を建て直すことは難しいと思われます。また、阪神大震災の時も、何年も仮設住宅に住み続けなければならない方々もいらっしゃいました。
この小さな家は、間伐材をブロックにして積み上げる家なので、移動が可能な上、断熱性や調湿性が高く、小さくても高い居住性を持っています。
そして僕らの願いは、被災者でご希望の方に、この積み木の家を国や県から払い下げで低価格で提供できるようにすることです。積み木を足して面積を倍に拡張しても総額500万円以内で住宅が取得できるようにしたいと考えています。
つまりこの家は「仮設の家」ではなく、まぎれもなく「家」であり、今後皆さんが育てることができる「家」を目指しています。
現在、被災した県の行政の方と電話でお話しをしている段階です。仮設住宅の二次発注以降には声を掛けて頂けることになりました。
また供給体制は、当初、被災地の近くで木材加工をして、被災者の方に雇用機会を生み出そうと考えていましたが、工場の被災、交通網、ガソリン、電力の問題で現実的には難しいことがわかり、熊本の木工所の方と進めています。金額的には標準的な仮設住宅の価格400万円以内に納められる目処がつきました。
プランに関しては
ホームページにアップしています。
今後は実際に組み立てを手伝ってくれるボランティアの方々を探さないといけません。