今日は事務所に新規に住宅を建てるお客さんがいらっしゃいました。
当事務所のホームページをご覧になって頂き、しばらく前からメールのやりとりをして、今日、やっとお会いすることになりました。ご主人はお仕事の為、娘さんは急に熱を出してしまったらしく、奥様お一人で来られました。何人かの建築家、そして建築プロデュース会社への面談も考えていたらしいのですが、まずは私に会ってみようと思われたとのことでした。本当にうれしい限りです。お話を伺っていると、奥様のご実家は福岡の著名建築家に依頼され、ご自身もそこにしばらく住んでいたそうです。お母様からはその建築家を薦められたそうですが、奥様の意志で、まずは当事務所の門をたたいて頂きました。来週のオープンハウスには、お母様も来られ、どうやら「品定め」されてしまうようです(ドキドキです)。
実は当事務所では、雑誌やホームページを見て来られる方がほとんどです。そしてそのほとんどの方が、他の事務所は考えず、当事務所しか考えていないと言って頂いております。とても不思議に思うので、いつも他の事務所も十分に検討されてから、じっくり決められては如何ですかと言っていたのですが、以前「それはお受けしてもらえないということですか」と言われたことがあり、それからそのような発言は控えるようにしました。私としては、住宅の場合、デザインのテイストが合っていたとしても、好みや美観といったことを超えてお付き合いしないといけないと思っています。大袈裟に言うと、その家族の一生に一度の住処をつくる訳ですから、人間性まで見てもらわないといけないと思っております。ちょうどお見合いのようなもので、相性もあれば直感も必要かも知れません。今日も「当事務所のどこが、、、」と恐る恐る聞いてみたのですが、「インスピレーション」というお答えでした。理論も大切ですが、直感はもっと大切なんですね、あらためて感じました。
今後、どのような形で進んでいくかまだわかりませんが、とても素敵な方でしたので、楽しみです。
今日はトピックスの写真がありません。打ち合わせ後に机に戻ったら、うちのどら息子が「やる気なくなる光線」を全開に放っていたので、その写真をご堪能ください。