今日は横浜事務所で「港南の住宅」の建て主さんと打ち合わせを行いました。
間口がとても狭く、二段階の崖地で、難易度は特Aです。
正直な話、予算的にも難易度が高いのですが、建て主さんご家族がとても良い方達なので、僕としてはやる気満々です。
最初の提案は、RCのコアを二つ造り、そこに木造か鉄骨で床を橋渡しして、奥には片持ちで飛び出させていました。崖地なので、なるべく接地面積を少なくして造成や基礎の費用を抑えようという考え方です。
その後、構造設計事務所と話したところ、RCにするより鉄骨にした方が良いのではないかとアドバイスがありました。鉄骨の方が、コーナー部分まで開口部が取れたり、奥の片持ちが出し易かったりします。また、施工的にも、RC造部分(3層分)を1階ずつポンプ車をセットしてコンクリートを流し込むより、どうせ橋渡し部分はクレーンを設置するのだから、全て鉄骨にした方が工法としても明快で、工期の短縮できると思われます。問題は現在、鉄の値段が高騰しているので、コストコントロールです。その辺りのことは建て主さんも十分に理解されているので、共に戦って行きます。
今日は鉄骨になったメリットを最大限生かしたプランの修正を行いました。駐車場の件、リビングの広がり、キッチンの動線、水回り、子供室などが前の案より格段に良くなっており、建て主さんにも大変喜んで頂きました。
3〜5月は竣工物件が続き、少しスローペースになってご迷惑をお掛けしましたが、これからペースを上げて頑張って行きたいと思います。
design&art系ブログランキングへ投票